たといバビロンが天に上っても、 その城を高くして固めても、 滅ぼす者はわたしから出て、 これに臨むと主は言われる。
岩の割れ目に住み、山の高みを占める者よ、 あなたの恐ろしい事と、あなたの心の高ぶりが、 あなたを欺いた。 あなたは、わしのように巣を高い所に作っているが、 わたしはその所からあなたを取りおろすと 主は言われる。
彼らはまた言った、「さあ、町と塔とを建てて、その頂を天に届かせよう。そしてわれわれは名を上げて、全地のおもてに散るのを免れよう」。
主は言われる、 全地を滅ぼし尽す滅ぼしの山よ、 見よ、わたしはおまえの敵となる、 わたしは手をおまえの上に伸べて、 おまえを岩からころばし、 おまえを焼け山にする。
たとい彼らは捕われて、その敵の前に行っても、 わたしはその所でつるぎに命じて、これを殺させる。 わたしは彼らの上にわたしの目を注ぐ、 それは災のためであって、幸のためではない」。
王は自ら言った、「この大いなるバビロンは、わたしの大いなる力をもって建てた王城であって、わが威光を輝かすものではないか」。
万軍の主はこう言われる、 バビロンの広い城壁は地にくずされ、 その高い門は火に焼かれる。 こうして民の労苦はむなしくなり、 国民はただ火のために疲れる」。
天と地とそのうちにあるすべてのものは バビロンの事で喜び歌う。 滅ぼす者が北の方からここに来るからであると 主は言われる。
矢をとぎ、盾を取れ。 主はメデアびとの王たちの心を引き立てられる。主のバビロンに思い図ることは、これを滅ぼすことであり、主があだを返し、その宮のあだを返されるのである。
それゆえ、バビロンに対して主が立てた計りごとと、カルデヤびとの地に対してしようとする事を聞くがよい。彼らの群れのうちの小さい者は、かならず引かれて行く。彼らのおりのものも必ずその終りを見て恐れる。
主は武器の倉を開いて その怒りの武器を取り出された。 主なる万軍の神が、 カルデヤびとの地に事を行われるからである。
主は言われる、 上って行って、メラタイムの地を攻め、 ペコデの民を攻め、 彼らを殺して全く滅ぼし、 わたしがあなたがたに命じたことを皆、行いなさい。
あなたは言った、 「わたしは、とこしえに女王となる」と。 そして、あなたはこれらの事を心にとめず、 またその終りを思わなかった。
カルデヤびとの娘よ、 黙してすわれ、また暗い所にはいれ。 あなたはもはや、もろもろの国の女王と となえられることはない。
わたしはひとりを起して北からこさせ、 わが名を呼ぶ者を東からこさせる。 彼はもろもろのつかさを踏みつけて しっくいのようにし、 陶器師が粘土を踏むようにする。
見よ、わたしは、しろがねをも顧みず、 こがねをも喜ばないメデアびとを起して、 彼らにむかわせる。
たといその高さが天に達し、 その頭が雲におよんでも、
滅ぼす者がこれに臨み、バビロンに来た。 その勇士たちは捕えられ、その弓は折られる。 主は報いをする神であるから必ず報いられるのだ。
たとい彼らは陰府に掘り下っても、 わたしの手はこれをそこから引き出す。 たとい彼らは天によじのぼっても、 わたしはそこからこれを引きおろす。
わざわいなるかな、 災の手を免れるために高い所に巣を構えようと、 おのが家のために不義の利を取る者よ。